2025年12月9日(火)と10日(水)の2日間、京都のもみじの永観堂と神戸市立博物館で開催中の大ゴッホ展を見に行った。好天に恵まれた旅だった。が、出かける先々で人の情を乞う旅となった。今回、特に感じたのはグーグルマップに慣れることである。さいわい、もみじの永観堂の紅葉は色あせつつも紅葉が見られた。
12月9日(火)1日目
広島駅からみずほ600号に乗車して新大阪駅で下車後、在来線に乗り換えて京都駅到着。新大阪駅→京都駅間は新快速に乗車すると24分で着く。15分ごとに新快速が出ている。これは便利だ。京都駅に着くと改札出口の隣に観光案内所がある。係は多く、すぐに応対してもらう。永観堂まではネットでバスの便を調べていた。が、予約済みのホテルの場所や地図などいただく。初めの予定では永観堂、清水寺、東福寺、東寺と沢山予定していた。しかし永観堂をゆっくり見ようと思いつき、他の観光はあきらめる。これは大正解だった。どういっても地理に疎すぎる。
A1のバス乗り場から永観堂・南禅寺バス停まで乗車する。その際、四条河原町付近に住んでいるという人と話をする。兵庫から息子の住む京都に移住したという。長年住んでいても病院と役所と買い物に出かけるくらいで、観光地には出かけないようだ。京都市内のバスは一律230円。京都駅から永観堂まではゆっくり進むので45分もかかった。
永観堂は南禅寺に隣接してバス停は同じだ。下車後、いきなり飛び込む言葉は中国語。中国からの観光客のキャンセルはここでは関係ないようだった。
永観堂
永観堂までは少し歩く。入山券を購入しようとすると列ができている。係の案内に従ってチケットを購入。出かける前々日、テレビで永観堂を生中継していた。その際、住職は永観堂は今から千年くらい前の7代目の永観(ようかん)が、今のような庭園にして皆に慕われていたと話された。それにちなんで永観(えいかん)堂となったようだ。
永観堂の一番上には多宝塔がある。紅葉を愛でながら歩を進めると多宝塔までの矢印が記してある。この辺りになると上る人が少なくなる。矢印に従って石段を上ると多宝塔に着いた。多宝塔は二重塔でここからは京都市内が一望できた。ここに小さな休憩所がある。そこに腰かけてしばし、持参のピーナツバターのサンドをいただく。お昼代わりとしてはささやかすぎた。休憩後、境内にもどって散策。まだ紅葉は大丈夫のようだ。その時、ポツリと雨が降る。さらに歩を進めると茶店があった。そこでは1畳くらいの座敷に大きな和傘を立てている。メニューを見ると抹茶やぜんざいなどがある。ぜんざい(700円)をいただくとお餅が入っていた。
その時、隣に若い女性が座った。三脚を持って何やら映している。YOU TUBEの撮影のようだ。どうも日本人とは思えないので英語で声をかけると「China」と返答した。(ええ、中国から)と驚きながら「いつ日本へ?」と今度は中国語で聞いた。「Monday」という。月曜日だ。ということは出かけた日の前日になる。久々に中国語で話すとその返答はすべて英語だった。抹茶を注文していたようなので抹茶の作法とかいろいろ話した。しかし返答は英語だ。「仕事は?」と問うと「governance」という。これは国の関係の仕事と思ってさらに聞いた。日本に来るのは大丈夫?とも聞くと大丈夫のようだ。その前に私自身の事を中国語で話した。以前は「中国迷」だとか「12,3回中国に行った」とか。「中国迷」では通じなかったらしく文字を書いて話した。中国好きの意だ。
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| 永観堂放生池 |
自分の中ではこれ以上関わらない方がいい、とひらめいて「一路平安!再見!」とさようならを告げてこの場を去る。それにしても相手は中国語を話さずすべて英語だった。上海の人だと言ったが一人旅をしているとも。
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| ぜんざいをいただく |
この続きはまた後日に!





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