2025年7月17日木曜日

『古寺巡礼』から

 『古寺巡礼』を読んでいる。聖林寺のYOU TUBEで十一面観音菩薩立像がこの本に書いてあると知って読み始めた。著者である和辻哲郎が古寺巡礼で見た仏像はいまの時代、自由に見ることができそうにない。今は大半の社寺の仏像は秘仏とされて一般公開されておらず、また公開されても期日が制限されている。さらには寺社の宝物館に収められ、そこに入るにも拝観料が特別にいる。ましてや特別拝観料を払っても大概の仏像は写真撮影ができない。

 和辻の巡礼時代、聖林寺の十一面観音立像は『古寺巡礼』を読むと写真に収めてある。先日、聖林寺に出かけた際はこの像だけのために一部屋が設けられ、その中にガラス張りのケースに入った像が鎮座している。観光客はガラス越しに仏像を拝む。もちろん写真撮影はご法度で拝観料も必要だ。

 この本を読んでいて本に書かれてい寺社を訪ねようと思った。和辻の時代は今ほど交通の便がよくなく、ほとんど歩いて回ったようだ。司馬遼太郎の本に刺激され、この度はまた和辻の本にも刺激を受ける。これじゃ、まだまだ元気でいないと2人がたどった道を歩けそうにない。

 ふと気になった。和辻が古寺巡礼で歩いた時代はいつなのかと。大正8年(1919年)にこの本が出版されているのでそれより前のことだろう。両親は大正5年の生まれなのでその頃に近いかもしれない。そう思うと100年以上も前の話になる。が、読んでいて全く古さを感じさせない。その頃は東大寺の戒壇院やその中の四天王も埃だらけと書いてある。戒壇院に出かけてないのでその辺はわからないが、今は埃をかぶってはいないに違いない。

 まだまだ読み始めだが、読みながらメモを取っているとなかなか進まない。それくらいこの本に惹かれてしまった。読み甲斐がある本だ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月16日水曜日

白い花の桔梗

 毎日桔梗の咲き具合を見ている。今朝見ると白い桔梗が咲いている。以前、黒い小さなポットに入った桔梗を買った。それにはピンクと紫、そして白の桔梗が植えてあったのだろう。いずれにしても桔梗は多年草なので花が終わっても肥料を与えて大事に育てよう。

白い花の桔梗が咲いた
 台風の影響なのか風が強く吹く。昨日午後はプールで500m泳ぐ。受付の人と先日のカフェとエアコンのエコナビの報告をする。カフェはまだ出かけていないが自宅最寄り駅近くにもカフェができている。その本店はプールの目の前にあるとその人が教えてくれた。エアコンのエコナビは教えてもらって本当によかった。夜はエコナビ運転にして寝るとAI快適だけよりも体に直接風があたらない。これがいい。

 我が家はリフォーム後、エアコンやIHヒーターなどを利用するたびに声(?)を出して知らせてくれる。ところが先日取り付けたエアコンはその機能がない。それに慣れるまで変に違和感がある。

 一日に一度は外出するようにしている。今朝はブログ投稿前にスーパーと図書館に出かけた。これで外出のノルマを達成!?

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月15日火曜日

「がんばるぞ~」

  先ほどドコモからメールが入る。広島県民限定の知らせだ。昨日、電気店で一部屋残していたLED照明器を取り付けてもらった。設置後、県から5千円分の補助が出る旨の話があった。昨年は1万円の補助金が県からクオカードで送られてきた。ドコモのメールは電気店でdカードを使っての利用で補助金を受け取れるとの知らせだ。

 話は変わってこの頃いつも見ている桂文枝のブログ。今朝はみそ汁を作った話や明日の誕生日に開催する独演会を前にして「がんばるぞ~」とのタイトルで投稿している。もう何日も前からその稽古が気になるらしい。「がんばるぞ~」、を見てこちらまで頑張ろうと思う。

 暴走族の爆音が真夜中まで続いて起床時間が遅くなった。昨日の設置工事もあって少々けだるさを感じる。が、「がんばるぞ~」、の言葉に刺激されてお昼から泳ぎに行く気になる。そして台風の影響なのか気持ちだけ涼しく感じる。「がんばるぞ~」。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月14日月曜日

エアコンと照明器の設置

 台所のエアコンと和室のLED照明器の設置はお昼過ぎに終わった。これで昨年末からの家のリフォーム関係はほぼ終わる。残るはエコキュート設置だが半世紀以上も電気温水器をつかっているので慌てて変えることもない。どういっても平常、独りで静かに暮らしているので人が出入りするのは草臥れる。年末の1か月余りの工事は今朝とは比べられないがもう工事はどうでもいい。それくらい一人気ままに過ごしている。

 元々、台所にエアコンはなかった。それでも不自由することなく生活できた。先ほどから早速エアコンを試す。幸い今日は台風の影響なのかいつもと違って最高気温も29度と高くない。いつもならば和室に設置のエアコンを全部屋開放してつけていた。ところが台所にエアコンをつけたはいいが1部屋を閉め切って使用するので窮屈さが半端ない。これも徐々に慣れて来る!?

 ネットにスマホ依存をなくすには、みたいな記事がある。暇があるとスマホを触っていることがある。これではいけないと思ってその記事を読むとスマホの画面から要らぬアプリを削除すればいいとある。chrome関係のアプリを画面上に追加していた。工事の間、外にも出られないのでスマホの画面から要らないアプリを削除する。こうすれば記事にあるようにスマホ依存から離れられるかもしれない。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月13日日曜日

卵の話は続く

 この夏の暑さで卵の話は今朝も続く。先ほど桂文枝のブログを見ると「……この暑さで4,5日家を空けてたら キッチンに置いていた 卵が たくさんひなに返っていたり どないなってねんやろ この暑さ」とある。さらに次のブログには「たまご」と題して皿の上に卵を一つ置いた写真と共に「こわいですよね 突前殻を破って 出てきたら たまごの殻は みな くさびのようになっていて 縦にもって 力を入れても割れませんが 内側から ヒヨコが くちばしでチョンと つくと 割れるようになっているらしいです すごいですね 自然の 造形は」と書いている。

 桂文枝は以前の桂三枝。さすがにプロの噺家だけあってブログを見ていても笑いが出てくる。最近82歳になったそうだ。

 昨日の日本画教室。手首を骨折した人は手指は動くらしく運転して教室に来ていた。今のところ自分自身はどこも痛くないが身近な人が骨折した、と聞くと怖くなる。気をつけよう!絵は相変わらず室生寺を描いている。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月12日土曜日

薄紫色の桔梗が涼を呼ぶ

冬からずっと咲き続ける根性ナデシコ
薄紫色の桔梗が涼を呼ぶ
 今朝の地元紙にモンゴル国の旅の募集がある。広島空港からのチャーター便利用で旅費はなんと20万円をきっている。1人参加は別途、35000円要るがそれでも安い。ましてや空港出発時刻も正午過ぎでゆっくり家を出られる。一瞬、参加しよう、と思った。が、中国領の内モンゴルに行った時を思い出すうち、いろんな問題を感じだす。結果、行くのは無理かも、となる。内モンゴルに出かけたのは30年くらい前だ。その当時と今とを比べると歳をとっている。無理は禁物!?

 今週いっぱい、天皇皇后夫妻はモンゴルに滞在中だ。YOU TUBEを見ると日テレはリアルタイムで2人の滞在を流している。レセプションで天皇とモンゴル国の人が弾くビオラ演奏を見るといい国に思えて仕方がない。さらにはナーダムを見ると天皇皇后夫妻は楽しく見ておられる。ナーダムは現地で見てみたい。ただ内モンゴルでの食事を思いだすと残念ながらすぐに行こうとはならない。というか行きたくない理由を見つけているのかもしれない。

 何やかや言ってもやっぱり暑い!暑さが終わるまでどこへも行かれそうにない。これじゃダメじゃ、と思う。その間しっかり年はとっていく。今朝写した薄紫色の桔梗が涼を呼ぶ!?その横では根性ナデシコが冬から咲き続ける。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!

2025年7月11日金曜日

シルクロードの写真

 昨日のネットニュースに刺激されて敦煌の鳴沙山での卵の話を思いだす。午後からプールへとの思いも37度の暑さでは泳ぎそびれる。家にいるのならばと袋に入れた旅の写真を取り出すと初めに手にしたのはシルクロードの旅だった。敦煌の鳴沙山は広大な砂地が続いている。そのそばに小さな泉の月牙泉(げつがせん)がある。38年前の月牙泉は柵がなかった。が、今は柵があるようだ。
鳴沙山 一緒に出かけた友と(左の2人)
鳴沙山をはだしで登る2人(右上)
鳴沙山 暑い砂の上をはだしで登る(オレンジの服)
左は友だち 途中で添乗員から中断の合図が……
鳴沙山 ラクダに乗って(オレンジの服)
 午後から本を読むのを中断して写真を見ていると懐かしさがこみ上げる。いくらか捨てようとした写真のはずがシルクロードの写真はどれも捨てがたい。40数回ほど海外に出かけたがシルクロードの旅はどの写真を見ても楽しく映っている。旅の間、毎日がまるで宴会のようだった。一緒に出かけた友以外は初めて会った人たち。それなのにまるで昔から知っているかのような人たちだった。旅行後も国内で会っている。確か14名のツアーだったと思うがその大半はもうこの世で会えなくなった。九州阿蘇、下関、新居浜、そして広島でと何度か会っている。皆、本当に優しかった。

 写真を見て自分の辿ってきた道を顧みる。36歳で中国語を学び始めた。それから4年後、初めて中国に出かける。それ以来、中国にハマり、また外国旅行にハマった。それから倍以上も生きてきた。50代半ばで仕事を辞めて以降、9年間は学業と介護で海外旅行を余儀なくされる。しかし、母亡き後、コロナ禍まで海外に出かけた。シルクロードの写真を見て海外へ、との気持ちが昂る。しかし、今の世界情勢や自分自身の年齢を思うと以前ほどの勇気がない。それでも国内の旅に一人で出かける勇気は以前よりも増している。

 人生前半の35歳くらいまでは自分で思ったような人生ではなかった。ところが中国語を習い始めてそれまで出会わなかったいろんな職種の人たちと出会った。これは自分の中では大きな収穫で「世の中」を見たような気持がした。通り一遍の人たちではなくいろんな人たちがいた。中国語がきっかけで外へ外へと気持ちが向いて行き、考え方も変わっていった。これは自分にとっては本当に大きな賜りもので生き方も大いに変化した。くよくよジメジメした自分は何処へ行った!?

 そんな矢先、某学会から納涼祭の案内が届く。この人たちとも10回くらい海外に出かけている。納涼祭、楽しみだ。

 ともあれ今日も元気で楽しく過ごしましょう!